世界ランキング、年間ポイントランキングともに1位の“最強女王”ジーノ・ティティクル(22=タイ)が、またも悲劇を繰り返した。
1打差2位で出た最終日は、首位チャーリー・ハル(英国)と同組で火花を散らした。
追いつき、追い越され、大接戦。それでも、ジーノが14番のバーディーで再びリードを奪い、1打差首位で迎えた最終18番パー5だった。
V目前のジーノは、約20メートルのイーグルチャンスで約1・5メートルに寄せた。だが、バーディーパットがオーバーし、返しの約50センチのパーパットもまさかのミス。最重要局面で2オン4パット、痛恨のボギーをたたいた。
一方のハルは、一時は優勝が遠のいた状況でバーディーを沈めて逆転決着。プレーオフにさえ持ち込ませなかった。今季初勝利、通算3勝目に「ゴルフは終わるまで何が起きるか分からない。うれしい」と、驚いた様子だった。
2人はこの日、ともに6バーディー、2ボギーの68で回ったが、ジーノは最後の場面、青ざめた表情でキャディーに慰められる姿があった。
ジーノは5月のみずほアメリカズ・オープンで今季初勝利、通算5勝目。
7月のエビアン選手権では最終盤まで首位に立つも、グレース・キム(オーストラリア)に18番のイーグルで追いつかれ、プレーオフで惜敗。悲願のメジャー初タイトルを逃した。前戦のFM選手権でも土壇場で首位を明け渡し、2位に終わっていた。

