日大4年のアマチュア小林大河(22)が、新規大会「ベイカレント・クラシック」で米国男子ゴルフツアー初出場を果たす。第1ラウンドを2日後に控えた7日は、会場の神奈川・横浜CCで、9ホールの練習ラウンドを行うなどして調整。9月に現役日本人男子ゴルファーの第一人者、松山英樹の名を冠した、今大会の出場権を懸けたアマチュア向けの予選会を勝ち抜いた。アマチュアランキング上位15人が出場したハイレベルな争いの中、1枚しかない切符を手にしていた。

小林は「今の自分がどれくらい通用するんだろう、とワクワクした気持ちと、当日になったら相当なギャラリーの皆さんがいらっしゃって、緊張するんだろうという感じですけど、楽しめるようしっかり準備していきたいです」と、さわやかな笑顔を交えて語った。

予選会を勝ち抜いた表彰式では、松山から祝福された。この日も、朝に自分からあいさつに行くと「自分が腰が痛いというのを知っていらっしゃって『無理せずに今後もあるから』と、言っていただきました」と、自身が腰痛に苦しんでいることまで知ってもらっていたことに感激した。

松山がアマチュアゴルファーを気にかけるには、わけがある。この日の公式会見で、松山は「自分自身が(アマチュア時代に米ツアーの)ソニー・オープンの予選に出させてもらった時から、PGAのいろいろなことを目の当たりにして『ここで戦いたい』という気持ちがより強くなった。日本のゴルフ場で、このようなことを経験できるのは素晴らしいことだと思うので、PGAツアーに相談したところ実現することができた。来年以降も、今年は1日競技でしたが、2日間、3日間競技にできたらと思う」と、熱く語っていた。

若い年代のうちに、PGA仕様の高難度セッティングのコースに触れることの、意味の大きさを身をもって語っていた。そして、自らが掛け合って実現した「1枠」の出場枠。だからこそ、今大会にとどまらず、今後も含めた小林に期待しているのは明白だった。

そんな松山の心意気に応じるように、小林は「もちろん優勝する気でやるんですけど、この試合に出させていただいただけで感謝ですし、将来の自分につながるよう、しっかりモノにしていきたいと思います」と、力を込めて話した。憧れの松山との縁に恩義を感じながら、小林が1歩ずつ背中を追っていく。