木戸愛(35=日本ケアサプライ)が、ツアー最長ブランク優勝記録を更新する13年124日ぶり通算2勝目へ、首位と2打差2位につけた。3バーディー、1ボギーの69で回って、通算9アンダーの204。ツアー未勝利の呉佳晏(ウー・チャイェン、21=台湾)が66で回り、通算11アンダーで首位に浮上した。年間女王の佐久間朱莉(22)は首位から3位に後退した。
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22歳だった12年7月のサマンサタバサ・レディースで悲願のツアー初優勝を飾ってから、木戸の13年124日ぶりの通算2勝目が見えた。金田久美子が持つ11年189日ぶり優勝の記録更新の可能性は十分だ。
3打差4位につけた前日に「優勝を目指して頑張りたい」と、公言していたベテランも「あんまりスコアボードも見ていない。いい意味で自分に集中できているので、最後の最後までやり通す」と自然体だ。
パーオン率約83%とショットで好機をつくり、前半5番パー4では9メートルのバーディーパットを沈めるなど技もかみあった。
この13年は19年にシードを失い、23年8月に同じプロの神農(しんのう)洋平と結婚、同年12月に名プロレスラーだった父修さんを73歳で亡くした。24年1月にさらなる進化を誓い、尾崎将司に師事。2位が2度の活躍で来季シードも取り返した。前日は同門の佐久間が年間女王になる刺激も受けた。さまざまな出来事を経て、12月に36歳になる。
「難しいコンディションの中、2つ伸ばすことができた。こつこつ頑張る。強い気持ちで自分のテーマをやり抜きたい」
7月の資生堂・JALレディースでは最終ホールで約12メートルのバーディーパットをねじ込み、見る人の魂を揺さぶった。今大会の最終日も、内に秘めた闘志をぶつけるだけだ。
◆木戸愛(きど・めぐみ)1989年(平元)12月26日、神奈川・横須賀市生まれ。10歳からゴルフを始め、東北高の寮では2学年上の原江里菜と同室。08年7月のプロテストに一発合格し、11年賞金ランク49位で初シード獲得、12年サマンサタバサ・レディースで初優勝。得意クラブはドライバー。172センチ、56キロ。

