男子の絶対的エース内村航平(26=コナミ)が、目指す究極の体操にまた1歩近づいた。

 7まで伸ばした大会連覇については相変わらず素っ気ないが、演技については「今日は良かったと思う」。特に大技「リー・シャオペン」を完璧に決めた跳馬は「今まで練習を含めても1番の出来」と言い切った。4月の全日本選手権では予選で披露したものの、着地が乱れていまひとつ。決勝では安全運転に徹して自粛していた。それだけに、着地もピタリと止めたこの日の出来に納得の様子だった。

 もっとも、それで満足することはない。「まだ詰めるところはある。究極の演技を目指して、やっていきたい」。世界選手権で狙うのは、まだ獲得していない団体戦の金メダル。この日は2位の田中佑典(25=コナミ)3位の加藤凌平(21=順大)と内村の予想した通りの2人が代表入り。2人を祝福するように「団体の金が目標」と、悲願成就を目指して話していた。