ラグビートップリーグのヤマハ発動機が今日21日、先発を4人入れ替え、磐田・ヤマハスタジアムでの今季ホーム初戦、豊田自動織機戦に臨む。前節のトヨタ自動車戦には辛勝。反省からフロントローの3人を総入れ替えし、WTB1人を変更する。定位置争いは続くが、日本代表FB五郎丸歩(29)と同様に不可欠なのが、NO8堀江恭佑(25)だ。昨季のトライ王で、2季連続ベスト15の25歳が、今後のキーマンになる。

 発表されたメンバー表に、清宮克幸監督(48)のイズムが示されていた。「競争に勝った者をフェアに評価しなければならない」。第2節のフロントローは、25歳トリオ(山本幸輝、日野剛志、伊藤平一郎)の名が記されていた。

 14日の今季初戦トヨタ自動車戦では、山村亮(34)仲谷聖史(34)加藤圭太(32)の計100歳フロントローで話題になったが、総入れ替えされていた。18-11で勝利するも、後半は3-8。スクラムでトライを奪えないなど課題を残した試合だった。山村も「やり切った感じはない」と悔しさをにじませていた。その結果、今週の練習を見た上でのメンバー変更だった。

 ただ、不可欠な大黒柱もいる。1人は五郎丸で、もう1人が堀江だ。モールリーダーでFWの軸の堀江は昨季、11トライでリーグのトライ王に輝いた。うち、7トライはモールを起点にした。トヨタ自動車戦ではトライこそなかったものの、昨季より一回り大きくなった体で存在感を示した。「はい。体は見た目で大きくなろうと意識しました」。

 今季、チームは5月から始動。堀江は4月に磐田へ戻り、筋肉肥大化に取り組んでいた。昨季終了時の体重は107キロだったが、現在は110キロ。二の腕の太さは47センチと丸太のようになり、外国人選手と比べても見劣りしなくなった。

 昨秋、右肩を痛めるなどして日本代表メンバーから外れたが、「実力はW杯イングランド大会出場メンバーと大差はない」と、多くのラグビー関係者が指摘する。それでも堀江は、現日本代表へのリスペクトを込めて言った。「19年W杯につなげてくれたので、もっと盛り上げていきたい。FWの仕事をやり切れば、今年もトライを積み重ねることが出来ると思う」。

 今はチームで結果を残し、リーグ優勝に向けてまい進する。【大野祥一】