平昌五輪(ピョンチャンオリンピック)代表でSP3位の田中刑事(倉敷芸術科学大大学院)は4位だった。
SP3位の田中がつかみかけた表彰台を逃した。得点源として2本組み込んだ4回転サルコーが、冒頭は空中でほどけて3回転。2本目はバランスを崩し、1・20点の減点となった。後半はジャンプの安定感が戻って巻き返したが「50%ぐらい(の出来)。やっぱり前半の失敗が大きい」と演技後は首をかしげた。
台湾出身の母を持ち、幼少期に過ごしたこともあるゆかりの深い土地での演技。普段は海外遠征に同行しない母もスタンドで見つめた大舞台は、SPとフリーで明暗が分かれた。国際スケート連盟公認大会で合計250点を超えたのは自身初。それでも「全日本(選手権の267・15点)を超える目標は達成できていない」と笑顔は出なかった。次戦はいよいよ五輪本番となる。「期間が短いけれど、ポジティブにやりたい。最高の演技を残す。自分が納得できる演技を残したい」。覚悟を決め、残された時間を使い切る。


