世界9位の錦織圭(29=日清食品)が、1回戦に引き続き2セットダウンからの驚異の逆転勝ちだ。
同23位のパブロ・カレノブスタ(スペイン)相手に、2回戦と同様の最終セット10点先取タイブレークとなり、6-7、4-6、7-6、6-4、7-6の4大大会自身最長5時間5分の死闘を制した。
3年ぶり4度目のベスト8に進出するとともに、この勝利で、28日発表の最新世界ランキングで7位以上が確定した。23日予定の準々決勝では同1位のジョコビッチ(セルビア)と対戦する。
試合後の主な一問一答は次の通り。
-エースを最後に取った
錦織 あれで決まると気持ちいい。
-最初、足が動いてなかった
錦織 1セット目は、たぶんうまくいっていれば6-3か6-2で勝てた。それで焦ったのかも。
-何が嫌だったのか
錦織 バックがしぶとかった。バックの安定というので、自分が気持ち的に焦ってしまった。
-3試合フルセット
錦織 本当にタフになった。今日はラリー戦が多い中で5時間やっている。最後まで集中力を切らさずにできた。
-タフになった要因は
錦織 経験だったり、体の強さだったり。いろんなものが積み重なった。
-すごく集中していた
錦織 今日は集中しすぎてて、終わった後に5時間と聞いてちょっとびっくりがあった。最後は足はきつかったが、集中力もあってか、直後は5時間を感じなかった。
-自分の調子を上げれば何とかなると思ったか
錦織 とりあえず1ゲームずつ戦って。風上に来ればある意味、チャンスは来るかなと思っていた。
-フルセットやって、次はジョコビッチ戦。自信は
錦織 分かりません。リカバリー次第。体を戻すことが先決。それから作戦を練りたい。