昨夏のジャカルタ・アジア大会代表の三上紗也可(18=米子ク)が、初めての世界選手権代表に前進した。日本水連が定めた派遣選考基準B(主要世界大会12位相当)の297点を上回る319・95点で初優勝。

「安定した演技ができてよかった。320点が目標だったので、少し悔いがあるが、319点は自信につながる」と笑顔を見せた。

今年3月に鳥取・米子南高を卒業した後は大学に進学せず、競技に専念している。「ずっと米子でやってきたので、環境を変えたくないという気持ちもあった。結果を出すためにはいいかなと思った」と、東京オリンピック(五輪)を念頭にすべてを注ぐ覚悟だ。

小4から指導を受ける安田コーチからは「洗練されているところがあまりない。表にでるタイプじゃないので『私はみられていない』という意識。でも競技にも影響するので、洗練された所作を学んでほしい」と、フィギュアスケート男子羽生結弦の動画などを見るように言われている。三上は「世界選手権で五輪切符をとることが最大の目標です」と夏を見据えていた。