重量挙げの世界選手権(タイ、18日開幕)に出場する女子59キロ級の安藤美希子(26=FAコンサルティング)が16日、出国前に羽田空港で取材に応じ、「まずはけがなく無事に帰ってきたい」と控えめに意気込みを語った。

昨年の世界選手権は5位。今年4月のアジア選手権で銅メダルを獲得し、5月の全日本選手権では6大会連続優勝を果たした。好調を維持しているように見えるも、今年に入って連戦が続いていることで、「思うように強化できていない。1回目の試技に余裕を持って臨めるだけの自信をつけられていない」と自己分析する。

今大会でメダルを獲得すれば東京オリンピック(五輪)代表内定となるが、「大事なのは来年。内定をいただけなくても、そこに照準を合わせていきたい」と話した。

所属先が変わって初めての大会となるが、「(移籍というより)異動したような感じ。知っている人がいてほとんど何も変わっていないし、気持ちに変化もない」。これまで通り自然体で臨むことを強調した。

男子73キロ級の宮本昌典(東京国際大職)も取材に応じた。7月には自身の持つ日本記録を更新。その後も順調のようで、「だんだんと調子が上がっている」と表情は明るかった。