ラグビーのトップリーグ(TL)NTTドコモに今春加入したCTB射場大輔(22)が、年明けのTL開幕に照準を合わせた。

15日に大阪市内で全体練習が開始となったが、別メニューで調整。明大3年時に大学日本一に貢献した男は「1年目から試合に出たい。開幕に向けて合わせたい」と意気込んだ。

4月に右膝半月板の手術を実施。TL開幕まで時間があることも決断を後押しし、ランニングを再開して2週目になるという。大阪・常翔学園高から明大に進み、中心選手として活躍。NTTドコモには社員契約で入団し「関西のラグビーを盛り上げたかったのと、仕事を両立したかった」と理由を明かした。

社会人となり3カ月が経過。新生活は学びが多い。

「これまでは家でのリモートが多かったですが、最近、出社するようになりました。バイトもしたことがなかったので、社会人の大変さが分かり始めました」

走ることによるリハビリは1~2カ月かかる見通しで、今後は徐々に強度が上がっていく。チームには19年W杯南アフリカ代表WTBマカゾレ・マピンピ(29)、ウェールズ代表経験を持つSOオーウェン・ウィリアムス(28)らが加入。目標の8強に向けて「初めて外国人選手とプレーする。トップレベルの選手から吸収して、自分が試合に出られるように。絶対にプラスになると思うので、しっかり吸収したい」と成長を誓った。【松本航】