世界2位の大坂なおみ(23=日清食品)が、全仏前哨戦の苦手のクレーコートで初戦敗退だ。同31位のペグラ(米国)に6-7、2-6のストレートで敗れた。これで、全仏前の前哨戦に2大会出場して1勝2敗。30日開幕予定の全仏での活躍が不安視される。

大坂は、第1セットの滑り出しで3-0とリード。流れをつかんだに見えた。しかし、第5ゲームの自分のサービスゲームを落とし、3オールに追いつかれた。それでも、5-4、6-5で、計3本のセットポイントを握った。しかし、どれも奪えずに逆にタイブレークで失った。

第1セットの後半では、怒りでラケットをコートに3回たたきつけ破壊。何とか気持ちを切り替えようと努めたが、第2セットは、第1セットを失ったショックから、集中力が低下。合計37本の凡ミスを連発し、簡単に失った。