レッドブルに電撃昇格した角田裕毅(24)は、移籍初陣12位で自国入賞を逃した。14番手から2つ順位は上げたが、予選までの度重なる中断など不運に抗えなかった。ポールポジション(PP)から出たレッドブルの同僚で、ドライバー部門総合4連覇中のマックス・フェルスタッペン(27=オランダ)が今季初勝利、通算64勝目、日本GP4連覇を達成した。ノリス(英国)が2位、ピアストリ(オーストラリア)が3位とマクラーレン勢が続いた。
変動に乏しいレースだった中、角田は意地で2つ順位を上げた。しかし予選での低迷が響き、目標の入賞(10位以内)に届かず「複雑な気持ち」。手応えと悔しさが、母国で交錯した。
3月27日にレーシングブルズから緊急移籍。初戦ですぐ好結果が出るほど甘くはなかったが、新たなマシンで初めて長丁場をこなした。「自信、車の理解はかなり深まった」。次週バーレーンGP(日本時間14日決勝)へ収穫はつかんだ。
F1が鈴鹿に戻った09年以降では最多の、計22万6000人の観衆が詰めかけた。「日本で注目度が上がっているな、と思うので。この勢いを無駄にせず、もっと上を目指せるようにしたい」。母国の大歓声を記憶に刻み、決意を固めた。


