日本ラグビー協会名誉会長の森喜朗氏(81)が17日、辞任を表明した。

都内で開かれた理事会後に意思を伝えた。辞任の意向は事前に伝えられておらず、坂本専務理事は「唐突なので驚いている。もっと若い人たちが引っ張っていかないと駄目だとおっしゃっていた」と説明した。開幕を9月に控えるW杯を前に、日本協会の若返りの必要性を自ら示したとみられる。

出席者によると、森氏はトップリーグの将来などに触れ、「W杯後のビジョン」を描くことが重要と説明。6月の役員改選を前に自身が名誉会長から退き、元日本商工会議所会頭の岡村正氏(80)が会長を務める現体制の刷新を促した。森氏は05年から15年まで会長を5期務め、同年に岡村氏の会長就任に合わせて名誉会長となっていた。