3歳から中学1年生くらいまでバトントワリングをやって全国入賞とかはしました。その後は走るのが好きだったので陸上を。中学は短距離でした。高校は埼玉栄だったけど、本当に日本一強い学校だった。中学まではある程度できても、挫折しました。短距離もすごい子がいっぱいいたし、走り幅跳びに転向したら、自分はそっちの方が良かった。大学は日体大で基礎スキーをやりました。

去年のロンドン世界陸上男子400メートルリレーで銅メダルを取った藤光(謙司)選手は私の1歳上なんですよ。同じ埼玉で、インターハイとか、競技場に行くと必ず目にしてました。速かったなあ、100メートルとか200メートルも。しかも、この年まで頑張ってるんだ、と思うとうれしいですよね。同期で強かった子もいるんですけど、この年代までずっと上のレベルでやれるのは、なかなかない。本当にすごいことだと思う。

日体大はスポーツをやっている人ばかりだし、私は常にスエットかジャージー。ノーメークでリュック、みたいな感じでした(笑い)。それ以外の人はおしゃれだなと思った。競技は強い中でも、やっぱり体操部が目立ってました。1歳下に内村航平君がいました。普通に校舎にいたし、その頃から有名でした。卒業後にスキー実習を教えにいったときも「内村君はあれだけすごいのに、よくお菓子を食べてる」なんて話も聞きました。今は白井健三君も日体大ですよね。それと柔道も強かった。同じ大学の人がいると勝手に“頑張って”と思ってます。

東京五輪は見に行けるのなら行きたいですよ。やっぱり陸上と体操ですね。大学時代の友達に会うと話になりますけど、日体大出身の人はいろんな人が活躍してます。自分は何にも活躍してないのに、やっぱり周りは「日体大はすごい」と見ますので。私も、そのすごい方々を刺激に頑張りたい。まずは級をA級へ上げたい。あとは、また優勝したい。1回、優勝できたので(17年8月)、あの1節間の雰囲気を、もっともっと味わいたいと思います。

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