日本体操協会は19日午後に都内で緊急会見を開く。関係者によれば、パリ五輪女子日本代表で主将に選ばれていたエースの宮田笙子選手(19=順天堂大)が代表行動規範に違反した疑いでチームを離脱して事前合宿地のモナコから帰国している件になる。喫煙の疑惑が浮上し、調査が進められている。本人は出席はせず、藤田直志会長、順天堂大の原田睦巳監督らが出席する。
◆日本選手団の過去の問題
◇84年ロサンゼルス夏季五輪 水泳で大会中に大麻を使用した男子5選手を事実上の永久追放(88年に処分解除)。日本水連会長や五輪代表監督らが引責辞任
◇02年ソルトレークシティー冬季五輪 スキー距離代表コーチが宿舎の部屋でバイアスロン競技銃を持ち、巡回中の五輪警備担当者に銃口を向けて厳重注意を受けた。日本選手団は事実関係を把握後も地元紙の報道まで沈黙し、会見で謝罪
◇10年バンクーバー冬季五輪 スノーボード男子ハーフパイプの国母和宏が、日本から現地へ出発の際にシャツを出し「腰パン」でネクタイを緩めた姿が問題となった。日本オリンピック委員会(JOC)の服装規定に反するとして注意を受け、入村式を欠席。直後の会見で「反省してまーす」とコメントした。国母と直接会談した橋本聖子団長が、競技については「私がすべて責任を負う」という条件で、辞退の申し入れを撤回して独断で出場を許可
◇14年仁川アジア大会 競泳男子の冨田尚弥が競泳会場で韓国メディアのカメラを盗み、JOCが日本選手団から追放と決定。仁川地裁から窃盗罪で有罪判決を受け、無罪を主張しながらも「これ以上闘っても、意味がない」と控訴は断念
◇18年平昌冬季五輪 スピードスケート・ショートトラック男子の斎藤慧が、競技会以外のドーピング検査で利尿作用のある禁止物質「アセタゾラミド」に陽性反応。スポーツ仲裁裁判所(CAS)の反ドーピング部門が暫定で資格停止とし、選手村を退去。19年1月に資格停止期間を伴わない「けん責」処分と発表
◇18年ジャカルタ・アジア大会 バスケットボール男子4選手が公式ウエアで、繁華街「ブロックM」を訪れて買春行為。代表認定を取り消され、事実上の選手団追放となった。日本バスケットボール協会は1年間の出場資格停止処分を科したのち、復権申し立てを受けて19年4月に処分解除。



