【ナント(フランス)30日(日本時間31日)=佐藤成】東京の敵をパリで討つ。

サッカー男子日本がエースFW細谷真大(22=柏)の決勝弾でイスラエルを1-0で下し、首位通過を決めた。「国防ブライアン」ことGK小久保玲央ブライアン(23=シントトロイデン)が好セーブを連発した。現行制になった80年モスクワ大会以降、3戦全勝無失点突破は過去3チームでメダル確率は100%。2日の準々決勝は、21東京五輪準決勝で負けたD組2位のスペインと激突する。

   ◇   ◇   ◇

今大会のスペインは優勝候補に挙げられる。A代表経験者のDFミランダ(ベティス→ボローニャ)、主将を務めるFWルイス(ブラガ→ジローナ)、昨季までマンチェスター・シティーでプレーしたDFゴメス(Rソシエダード)と、OA3枠をフル活用。さらにバルセロナの主力に成長した17歳のDFクバルシら実力者がそろう。

1次リーグ最終のエジプト戦は既に準々決勝進出を決めていたこともあって第2戦から先発10人を変更。連係ミスから失点するなど1-2で敗れたが、22人中21人がピッチに立った。複数得点を記録している選手はいないものの、6人で6得点。内訳はDF3、MF2、FW1人と、チーム全体で押し上げるスペインらしく、守備陣の得点も目立つ。FWで唯一のゴールはアトレチコ・マドリードが保有権を持つ20歳のオモロディオン。将来が期待される193センチの大型FWは出場時間を問わず要注意だ。

◆東京五輪のスペイン戦 21年8月3日に埼玉で行われた準決勝。90分では決着が付かず、延長戦の末に0-1で敗れた。DF吉田、DF酒井、MF遠藤とオーバーエージ枠で出場した3人を中心に粘り強く守ったが、延長後半10分に当時レアル・マドリード所属のFWアセンシオにスローインの流れから一瞬の隙を突かれて決勝点を許し、初の決勝進出はならなかった。