【リヨン(フランス)1日(日本時間2日)=佐藤成】パリオリンピック(五輪)サッカー男子が、2日の準々決勝スペイン戦に向けて最終調整を行った。
冒頭15分間が公開され、初戦で右足首を負傷したMF平河悠(23=ブリストル・シティー)も含めてステップなどのメニューを消化。約1時間のトレーニングを行った。第3戦イスラエル戦で背中付近を負傷したMF川崎颯太(23=京都サンガF.C.)は別メニュー調整だった。
負けたら終わりのノックアウトステージがいよいよ始まる。大岩剛監督(52)は「多少疲労はある中で、良い緊張感でやれていると思います」と充実感を漂わせた。
対戦するスペインは22年11月に親善試合で0-2で敗れた相手で、五輪というくくりでは前回東京大会の準決勝で日本が負けた。23年のA代表のワールドカップ(W杯)カタール大会や女子のW杯、五輪も含めて近年国際大会で多く対戦しており、さまざまなカテゴリーで因縁の相手といえる。相手について「非常にレベルが高いし、オーバーエージも含めてチームとしてまとまっている」と印象を語った。
2年前に対戦した際は、前半途中まで日本が押し込んだが、その後は圧倒されたという。「あの試合を経験して、いろいろなことを感じた。あのゲームが我々のターニングポイント」と振り返った。当時から互いにメンバーの入れ替えはあるが、「お互いどうなっているか良い指標になる」と成長を見せつける。
ボール保持が得意なスペインと攻撃的な守備が特徴の日本がどのような試合を展開するのか。「90分の中でそういう(ボールを保持される)時間もあると思う。我々の強みと、我々がボールを保持している時の崩していくところも割合的に増やしていきたい。我々がコントロールしていく時間を増やしていきたい」と正面から勝ちに行く。特別なことはせず、「我々のやるべきことをやる」。チーム立ち上げから積み重ねてきたことをぶつけ、4強入りをつかみ取る。



