平昌冬季五輪(ピョンチャンオリンピック)フィギュアスケート男子のメダル候補の宇野昌磨(20=トヨタ自動車)が6日夜、韓国・仁川空港に到着した。

 珍しく黒縁のメガネで現れた宇野は、初出場の五輪の地に着いたことについて「特にありません」。出場が予想される団体男子ショートプログラム(SP)まであと2日だが、「五輪以前に、まだ試合という気持ちになっていない。あまり実感がわいていません」と、まだスイッチは入っていない様子だった。それでも「チーム一丸となって、いい順位を取れるようにしたい」と日本チームに貢献する意志を示した。

 メダルの期待がかかる16日からの個人戦に向けては、「五輪でメダルを取ることは重要なことだと思う。その結果を出すためには、練習してきたことを出しきるのが近道」と話した。「まずは自分の演技ができるように集中していきたい」と地に足を付け、力を出しきる。