原大智(20=日大)が初出場で、銅メダルを獲得した。決勝2回目でトップのポイントを出し、決勝3回目に最終6人目で登場し82・19点を記録した。今大会の日本勢初メダルとなった。

 原の通う日大スキー部の鈴木典部長はメダル獲得を喜び「世界選手権では体調を崩してよくなくて『悔しかった』と言っていた。五輪ではメダルをとると意気込んでいたので、それが実ってよかった」と祝福した。

 原の人柄についても触れ「授業や課題にも真摯(しんし)に真面目に取り組む子で、教職員からも素晴らしいとお褒めの言葉をちょうだいしている。評判のいい子です」と褒めたたえた。大会本番でみせた堂々とした滑りについても「大学では、自己コントロールなど、そういったことを授業で学んでいる。それだけで全て賄われるものではないが、そういった授業をきっかけとして、自分で精神的な部分のコントロール術などを習得していったのだと思う」と話した。