スポーツ仲裁裁判所(CAS)の反ドーピング部門は21日、個人資格の「ロシアからの五輪選手(OAR)」として平昌冬季五輪(ピョンチャンオリンピック)のカーリング混合ダブルスで銅メダルを獲得した、男子のアレクサンドル・クルシェルニツキー選手に対し、22日に聴聞を行うと発表した。

 OARの広報によると、同選手は禁止物質のメルドニウムに陽性反応を示し、CASは聴聞を受けて違反の有無や処分を判断する。

 クルシェルニツキー選手はメルドニウムの使用を否定している。国際オリンピック委員会(IOC)は24日の理事会で、資格を停止しているロシアの処分解除の是非を協議する予定で、判断には今回の事案を考慮するとしている。