すでに1次リーグ敗退が決まっている日本代表「スマイルジャパン」は2連敗で迎えた同リーグ最終戦で、韓国、北朝鮮の合同チーム「コリア」を破り、五輪初勝利を飾った。

 98年長野から五輪では通算12戦全敗となっていたが、意地の初勝利で歴史を塗り替えた。

 日本は試合開始直後の第1ピリオド(P)1分、FW久保がゴール裏からのパスに合わせ先制した。

 さらに同3分にはパワープレーから、ゴール前のリバウンドをFW小野が押し込んで2点目を奪った。

 第2Pに入り11分、コリアのグリフィンが反撃のシュート決め、コリア・チームの五輪初得点で1点差と詰め寄られた。

 しかし、第3Pに入ると日本は攻撃の手を緩めず、小池、浮田が追加点を奪い試合を決定づけた。北朝鮮の「美女軍団」も駆けつけるなど、厳しいアウェーだったが久保は「(日本語ではないので)何を言っているのか分からない。自分たちの応援だと思ってできた」。その上で「記録的には(五輪初勝利と)残るけれど、もっと上のレベルにしていきたい。この1勝で満足せず、5位を目指したい」と意気込んだ。

 次戦は18日、5~8位決定予備戦に臨む。