美女スノーボーダー、藤森由香(31=アルビレックス新潟)が、地元・長野からパワーを受けて最後の五輪に臨む。

 平昌五輪(ピョンチャンオリンピック)女子スノーボード代表の藤森は29日、母校の茅野市・東海大諏訪高、ホームゲレンデの長和町・エコーバレースキー場、上田市の依田窪南部中と壮行会を「はしご」。多くの人に激励され「暖かい声援を受けて、1人で戦っているんじゃないと思えた。鍛えた力を精いっぱい出して、金メダルを取りたいと思う」と話した。

 19歳の時の06年トリノ大会で7位入賞て以来、4回目の五輪。過去3大会はスノーボードクロスで臨んだが、今回は15年に転向したスロープスタイルとビッグエアで挑む。今大会を最後に第一線は退く意向。「競技生活の集大成。焦らず、力まず、いつも通り、自然体でベストを尽くしたい」と意気込みを口にした。

 競技は引退しても、スノーボードをやめるつもりはない。「W杯などには出ないけれど、招待大会などあれば出たい」と言い「ファンの方と触れあえる時間を増やしたい。スノーボードの魅力も伝えていきたい」と笑顔で話していた。