女子マラソンの福士加代子(37=ワコール)が、途中棄権した名古屋ウィメンズマラソンから一夜明けた9日、名古屋市内で取材に応じ、現役続行に前向きな姿勢を示した。

朝のジョギングを終えると、今後の去就について「ワコールのままで。さっき次は何を走ろうかと話していた」。そして「すぐみんな辞めるの? ってなる」と笑い飛ばして、エレベーターに乗り込んだ。

その後は、2時間20分29分で優勝し、東京五輪に内定した一山麻緒(22=ワコール)に続き、一夜明け会見に登壇した。今後は1度休養を入れてから、「やりたくなったらやる。今日も普通にジョギングをして、走るのはおもしろいなと思ったりする」。集大成の覚悟だったが、「いつも辞める、辞める詐欺なので。いつも辞めたいと思っている」と明るい表情で語った。

マラソンでの東京五輪出場の道はたたれたが、トラックは残っている。その選考会である日本選手権の参加標準記録はクリアしていない。とはいえ「新国立で走ってみたい気持ちはある」と語った。

8日のレースは30キロ付近で途中棄権。「最後まで走りたかったけど、身の危険を感じてやめた」と振り返った。