丸川珠代五輪相(50)が18日、閣議後の会見で、国際セーリング連盟が国際オリンピック委員会(IOC)に開催方針を確認したが、回答が得られていないと一部で報じられた件について、「開催可否についてではなく、分配金がいくらになるか、という記事を見ました」とし、開催可否を問われたものではないのではとの認識を示した。

丸川氏は「そもそも前回リオデジャネイロ大会の時も、大会直前に分配金について正確に明確に示せたかどうか。リオのケースもあらためて見てみたい」と話した。

報道によると、同連盟の会計に東京五輪の収益を反映させるために、IOCに問い合わせたという。

各国際競技連盟(IF)がIOCから受け取る分配金は、五輪の放送権料やスポンサー企業の協賛金で賄われる。国際セーリング連盟の監査担当責任者はIOCが未回答のため、会計報告を承認できないとした。