丸川珠代五輪相(50)が22日、閣議後の会見で、東京五輪(オリンピック)・パラリンピックの会場内での酒類販売について「大会の性質上、ステークホルダー(=スポンサー企業)の存在がある。組織委としては、それを念頭において検討されると思う」とし、大会運営を支えるスポンサーがいる以上、販売はやむなしとの見方を示した。一方で「大声を出さない、拍手だけで応援する、という観戦スタイルが、しっかり貫かれるような形でお願いしたい」と、一定のルールを設けるようクギを刺した。

丸川氏は「飲酒や酒類提供の在り方を、大会組織委員会が検討していると聞いている」と話したが、関係者によると、組織委は会場内で観客への酒類販売を認める方向で調整している。丸川氏は「地域の知事との連携をよく配慮し、相談した上で決めていくことが必要だと思う」とし、慎重に進めるよう求めた。