【西武川田悠慎】四国銀行から来たスピードスター候補 接客スタイルは盗塁にも生きる

あと1点取れていれば―。そんな悔しさが5試合分ひっくり返るだけで、年間順位も変わるプロ野球。1点をもぎ取れるスピードスターの存在は重要で、どの球団も常に求める人材。西武では昨秋ドラフト6位の川田悠慎外野手(24)が候補の1人。四国銀行出身のルーキーに迫ります。

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◆川田悠慎(かわだ・ゆうしん)2002年(平14)2月20日、高知県生まれ。小学2年から野球を始める。中学時代は野球部と陸上部の兼任。高知高では3年夏の県大会決勝で敗れ甲子園出場ならず。京産大では1年秋からベンチ入りし、4年時は主将。卒業後は四国銀行に入社し、1年目に都市対抗に出場した。25年ドラフト6位で西武入り。50メートル5秒7の俊足が武器。174センチ、70キロ。右投げ左打ち。今季推定年俸700万円。


突然感じたギラギラ感


川田にはスピードスターの資質があるのか―。4月26日、ベルーナドームでの2軍DeNA戦でずっと観察した。控えスタートだった。しかしベンチでの存在感、イニング間のキャッチボールへ向かう姿…正直、目立たない。そんな川田が8回、代打に出る。突然感じたギラギラ感。送りバントを1球で決めた。

白い歯の笑顔で、ダッシュで駆けて西武ベンチへ戻る。まるで高校野球の元気さ、大学野球のノリ。さっきまでとは別人のよう。後日明かした。

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1980年11月、神奈川県座間市出身。法大卒、2003年入社。
震災後の2012年に「自転車日本一周」企画に挑戦し、結局は東日本一周でゴール。ごく局地的ながら経済効果をもたらした。
2019年にアマ野球担当記者として大船渡・佐々木朗希投手を総移動距離2.5万キロにわたり密着。ご縁あってか2020年から千葉ロッテ担当に。2023年から埼玉西武担当。
日本の全ての景色を目にするのが夢。22年9月時点で全国市区町村到達率97.2%、ならびに同2度以上到達率48.2%で、たまに「るるぶ金子」と呼ばれたりも。