丸川珠代五輪相(50)が25日、閣議後の会見で、天皇陛下が東京オリンピック(五輪)・パラリンピックの開催が新型コロナウイルス感染拡大につながらないか、懸念されていると拝察していると、宮内庁の西村泰彦長官が発言した件について「私どもとしては、長官ご自身の考えを述べられたと承知している」との見解を示した。さらに「言うまでもないことですが」と前置きした上で「感染症対策は大会があろうとなかろうと、しっかりやらないといけない」と話した。

西村氏の発言は極めて異例といえるが、丸川氏は「感染症対策については、これから状況も変化します。私たちの対策も変化をしてまいります。随時変化していく中で、より皆様に安心、安全と確信していただける環境を作っていきたい」とし、これまでと変わらず、大会準備を進めていくことを示唆した。