東京オリンピック(五輪)の団体枠4人をかけた個人総合で競う国内選考会初戦を、橋本大輝(19=順大)が大逆転で初優勝した。

予選7位から、出場選手最高のDスコア(技の難度)を武器に、予選との合計で173・365点まで積み上げて大まくり。19年世界選手権代表の新星が、涙に暮れた予選から巻き返して初の五輪代表に前進した。

「予選7位通過で、トップとの差も開いてて、もう今日はNHK杯につながるようにミスなく終えて、少しでもNHK杯で五輪をつかみ取れるようにと。1種目目で2日前に2回落下したあん馬で、結構緊張をしてて、周りの方から『自信を持ってやれ』と言われて肩の力が抜けて、(Dスコアの)6・5は通せなかったんですけど、冷静な判断のおかげで6種目演技できた。1つ目のあん馬が良かった。最後の床は、気持ち良く演技して、最後笑って終わりたいなと思って演技しました。笑顔で終われて良かったです」。

谷川航(セントラルスポーツ)が172・726点で2位、2連覇を狙った萱和磨(セントラルスポーツ)は172・696点で3位。予選首位の北園丈琉(徳洲会)は最終6種目目の鉄棒で右腕を負傷し、演技を中断。170・197点で6位だった。

今大会の得点を持ち越して行われるNHK杯(5月、長野)で上位2人に入れば代表に決まる。残りの2人は全日本種目別選手権(6月、高崎)にチーム貢献度で選ばれる。