東京五輪柔道男子73キロ級代表の大野将平(28=旭化成)が5日、オンライン取材に応じ、同男子100キロ超級代表の原沢久喜(28=百五銀行)の腹筋を称賛した。

原沢は自身の柔道スタイルと向き合う中で、新型コロナウイルス感染拡大前から定期的に大野が拠点とする天理大で稽古を積んでいた。自粛期間後も訪れ、体重差50キロ前後ありながらも大野や男子66キロ級の丸山城志郎(ミキハウス)らと階段ダッシュなど同じトレーニングメニューで汗を流した。大野は同じ山口県出身で1学年下の“後輩”について「最近、恐ろしいのが腹筋が割れてきた。私の知る限り、最重量級では(五輪2連覇中の)リネール選手ぐらいしかいない」と驚いた様子で語った。

男子代表は2~7日まで天理大で強化合宿を実施。6日には実戦感覚を養う目的で天理大の学生と練習試合を予定している。12月中旬に「ワンマッチ」を控えている男子66キロ級の丸山と阿部一二三(パーク24)は調整のため不参加だった。