日本オリンピック委員会(JOC)の次期理事に長野五輪スキージャンプ団体金メダリストの原田雅彦氏(53)が就任することが10日、分かった。

関係者によると、この日都内で行われた理事会で候補者推薦が承認され、25日の評議員会で正式決定後に発表される。現在は雪印メグミルクの総監督として後進指導に当たるが、JOC新理事としてスポーツ界にも貢献する。

また、新理事は30人のうち13人が女性となり、目標の女性比率40%を超える43%となった。これまで5人だったが、柔道の谷本歩実さんや国立スポーツ科学センター(JISS)の土肥美智子医師らが選ばれた。

理事会では、補助金と競技団体負担金の不正受給問題があった日本レスリング協会に対し、自主返納実施と再発防止策の報告を求める「勧告」処分を決定。東京五輪の日本選手団(10日現在)も認定し、競泳の池江璃花子らが名を連ねた。