日本オリンピック委員会(JOC)は1日、東京オリンピック(五輪)の日本選手団主将、副主将を正式に発表した。

主将は陸上男子の山県亮太(29=セイコー)、副主将は卓球女子の石川佳純(28=全農)が務める。

山県は「自国開催のオリンピックにおいて、日本選手団主将を拝命し、大きな責任を感じています。非常に厳しい状況ですが、私たちがやるべきことは変わらないと思っています。日の丸の誇りを胸に、行動規範を遵守し、日本代表選手団として、国民の皆さまに少しでも前向きなニュースを届けられるよう、精いっぱい務めてまいりたいと思います」とコメントした。

山県は陸上男子100メートル日本記録9秒95を持ち、18年ジャカルタ・アジア大会でも主将を務めている。

石川は「このたびは、日本選手団の副主将の重責を担わせていただくことを、大変光栄に感じています。出場する全選手にとって、今回の東京オリンピックは、ホーム開催という特別な大会です。選手はここに至るまで、さまざまな制約がある中でも、最大限の準備をしてきたと思います。そして、この舞台に立てるありがたさを感じながら、本番では全力を尽くすことで、1人でも多くの方に前向きな気持ちになってもらえれば、うれしいです。日本代表選手団への応援、よろしくお願いします」。

石川は、団体戦で12年ロンドン大会銀メダル、16年リオデジャネイロ大会銅メダルを獲得。日本の女子アスリートを代表する存在。

JOCは6日に日本選手団結団式を行う。