東京オリンピック(五輪出場)が確定している堀米雄斗(22=XFLAG)が、世界選手権初優勝の喜びを語った。

-初優勝の感想は

堀米 これまで世界選手権では優勝経験がなかったので、ようやくという感じです。冒頭2本のランがうまくいかなかったんですが、ベストトリックで自分の滑りができたと思います。1本ずつ追い上げながら、最後に自分が今回一番出したいと思っていたトリックに乗れました。

-大会では初めて出す技だった

堀米 別のセクションで出したことはあるんですが、レールでは初めてですね。「ノーリー360ノーズスライド」という技です。

-かなり練習を重ねていたトリックだった

堀米 そうですね、あのトリックが今回のセクションを考えると一番高得点を狙えたし、乗れる確率も高いと思っていたので。狙っていましたね。あれに乗れたことでみんなにもプレッシャーを与えられたと思います。あれを見てナイジャも難易度の高いトリックに挑戦せざるをえない状況になったかなと。

-代名詞とも言えるノーリー270系のトリックも見られた

堀米 そうですね、1本目と3本目のトリックは結構自信のあるやつでした。特にノーリー270のバックテイルは事前練習で乗れなかったので不安でしたが、これまでずっと練習していたのでいけるという自信もありましたね。

-オリンピックの会場の印象は?

堀米 世界中回っていろんなところに行きますけど、本当にどこにもないような巨大なパークですね。あの広さとセクションの大きさはちょっと見たことない、すごいスケールですね。ランとか45秒でできるのかなって(笑)。

-滑りやすそう?

堀米 いや、難しいと思いますね。真ん中の大きなギャップレールがメインになってくると思いますが、そこでしっかりと乗れるように練習したいと思います。前回の世界選手権でも同じようなのがあって、その時はうまく使えなかったので同じ失敗は繰り返さないようにしなきゃいけないですね。

-改めて五輪に向けて意気込みを

堀米 自分の生まれ育った地元の江東区で開催されるオリンピックなので。そこで滑るという、一生に一度の機会です。自分の滑りをして、金メダルを取りたいですね。