競泳女子で19年世界選手権代表の青木玲緒樹(25=ミズノ)が3日、インスタグラムのライブ配信に登場した。東京オリンピック(五輪)で活躍が期待される25歳は「試合並みに緊張しています」といいながらも事前に集められた質問に対し丁寧に答えた。

昨夏の世界選手権では100メートル平泳ぎでメダルまでわずか0秒04差の4位というトップスイマー。平泳ぎのコツを聞かれて「目線は自分の指先を見て、泳いでいます。目線がぶれないように。水中で伸びる時は頭を深く入れすぎないように、耳と腕がつくぐらいで泳いでいます」と説明した。

新型コロナウイルス感染拡大で、最近はプールで泳げない日々が続いているという。「モチベーションを保つのは難しいけど、1年後に五輪が決まっている。家でもできることを探してやれることをやっています。私も(4月の)日本選手権がなくなったと聞いた時は『何のために頑張ってきたんだ』と思った。全中(全国中学校体育大会)やインターハイ(高校総体)がなくなった選手たちもそういう気持ちもあると思うんですが、努力は無駄じゃないと思う。どういう形かわからないが、報われる時は来ると思う。私もそれを信じて、できることをやっています。皆さんも今できることを見つけてほしいです」とメッセージを送った。

ライブ配信は、北島康介氏が主宰する会員制の水泳教室で10年目に突入した「KITAJIMAQUATICS(キタジマアクアティクス)」が企画したもので、青木はゲストとして約1時間にわたり出演した。