東京五輪代表に内定している寺内健(40)坂井丞(28)組が、予選を棄権した。この日朝のスタートリストには名前が掲載されていた。しかし競技開始45分前に更新されたリストから名前が削除された。

欠場の理由は、坂井のへんとう炎のため。坂井はこの日午前7時ごろ、喉の痛みと体のだるさを訴えた。熱は36度9分。医師の診断を受けて、へんとう炎と診断されて薬を処方された。競技は大事をとって棄権となった。その直後に鼻の抗原検査を受けて陰性だった。

今大会は、外部との接触を断つ「バブル」で運営されている。坂井は4月28日の公式練習スタートからこの日までに4度のPCR検査を受けて、すべて陰性だった。それでも念のために5度目のPCR検査を受けて、結果は陰性だった。