サッカー米女子プロリーグNWSLのスカイブルーに所属する川澄奈穂美(34)が23日、なでしこジャパンの11年女子ワールドカップ(W杯)ドイツ大会優勝メンバーとして名を連ねていた、聖火リレーのグランドスタート(26日、福島・Jヴィレッジ)の第1走者団への参加を辞退するとツイッターで報告した。

「新型コロナウイルスの影響で、今回の聖火リレー走者を辞退いたします。米国在住の為移動時にリスクが高いこと、自分が感染しない・感染源にならないこと、チームやファンの方々に迷惑をかけないことなどを考慮し決断しました。一日も早い終息と皆様の健康を心から願っています」(原文まま)

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、聖火リレーの走者内定者が参加の取りやめを事前に表明したのは初めて。

政府は、米国からの入国者に14日間の自宅やホテルなどでの待機を要請し、公共交通機関の利用自粛を求める方針を固めている。23日にも国家安全保障会議(NSC)の会合が開催されて決定する見通しといい、ニュージャージー州が本拠のスカイブルーでプレーする川澄の一時帰国にも影響が出る可能性が出ていた。