【ノーカット会見:大勢】「あの大谷選手からいただいた」ガチ助言 苦手の左打者対策

侍ジャパンのクローザー候補、大勢投手(23=巨人)がWBCで初登板しました。オーストラリア戦の7回からマウンドに上がり、1安打1奪三振で無失点に抑えました。試合後は、大谷翔平投手(28=エンゼルス)ら投手陣との交流や、腰の張りのため登板がなかった栗林良吏投手(26=広島)への思いなどを語りました。ノーカット版でお届けします。

プロ野球

◆大勢(翁田大勢=おうた・たいせい)1999年(平11)6月29日、兵庫・多可町生まれ。西脇工では2年秋からエース。関西国際大4年秋157キロを計測。21年ドラフト1位で巨人入団。21年開幕戦で初登板初セーブを記録。57試合に登板し、1勝3敗37セーブでセ・リーグ最優秀新人選手賞。181センチ、88キロ。右投げ右打ち。今季推定年俸5700万円。

<WBC:オーストラリア1-7日本>◇1次ラウンドB組◇12日◇東京ドーム

日本が4戦全勝で1次ラウンドを終え、B組1位での準々決勝進出を決めた。主役の1発で最高の展開にした。初回、無死一、二塁から大谷翔平投手(28=エンゼルス)が右翼超えに特大の先制3ラン。看板直撃の衝撃的な今大会初本塁打で勢いづいた。先発の山本由伸投手(24=オリックス)は4回無失点と、つけ入る隙を与えない投球だった。3回に単打1本を許した以外はパーフェクト。全イニング2奪三振の計8奪三振でオーストラリアを圧倒し、WBCデビューで世界に実力を示した。

「納得のボールは投げられてない」

――WBC初登板でした

大勢はい、やっと投げられました。

――登板ない中、どういう気持ちで日々準備を

大勢いや、あのー、だいぶ名古屋から大阪も投げてないんで。間隔空いてたんで。どうなるかなって、力むんだろうなと。しっかり力まないないようにって準備してたんですけど、やっぱり、いざ満員のドーム立ったら、ちょっと力んじゃって。でも1回投げれたんで、次に生かせるように、もっと力を抜いて投げたいと思います。

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