沖縄尚学・比嘉公也監督に流れる恩師の哲学…「沖縄タイム」などもってのほか/連載Ⅱ

今夏も、甲子園を目指す大会が始まりました。全国のトップを切り、6月17日に沖縄大会が開幕。沖縄尚学は春夏連続の甲子園を狙います。監督の比嘉公也氏(41)は、エースとして1999年のセンバツを制し、26歳の指導者として甲子園に戻ってきた08年のセンバツでも母校を再び頂点に押し上げました。立場を変えて2度、紫紺の大旗を手にした今も「日々の積み重ね」の大切さを後輩に説き、指導を続けています。次代のフロントランナーと期待される同氏の、信念の指導に迫ります。4回連載。(文中敬称略)

高校野球

金城孝夫監督の教え

沖縄初のセンバツ制覇の翌春、比嘉公也は愛知学院大に進学した。

左肘を痛めたこともあり、3年で学生コーチに転向。在学中に高校社会の教員免許を取り、卒業後は沖縄県職員として浄水管理事務所に勤めながら、沖縄大に通って地理と歴史の免許も取った。

東浜巨の教育実習を後方から観察する=2012年11月21日

東浜巨の教育実習を後方から観察する=2012年11月21日

母校・沖縄尚学に教員として戻り、2006年6月に硬式野球部監督に就任した。

23年目となる指導で、変わることなく伝え続けることが比嘉にはある。

本文残り83% (1505文字/1808文字)

古代の王国トロイを発見したシュリーマンにあこがれ、考古学者を目指して西洋史学科に入学するも、発掘現場の過酷な環境に耐えられないと自主判断し、早々と断念。
似ても似つかない仕事に就き、複数のプロ野球球団、アマ野球、宝塚歌劇団、映画などを担当。
トロイの 木馬発見! とまではいかなくても、いくつかの後世に残したい出来事に出会いました。それらを記事として書き残すことで、のちの人々が知ってくれたらありがたいな、と思う毎日です。