【1998年生まれ】オリ小木田敦也が語る由伸&颯一郞&宇田川【小木田世代のドン】

リーグ3連覇と日本シリーズの激闘に、98年生まれの投手4人は欠かせない存在でした。エース山本由伸投手(25)に、小木田敦也投手(25)山崎颯一郎投手(25)宇田川優希投手(24)の中継ぎ3人。ピンチに動揺しない小木田の姿を見て、宇田川が「俺らは小木田世代や!」と言い始めたことから「小木田世代」として定着。グッズも発売されるなど、人気と実力でともに中心世代になりました。人気者の素顔を〝代表〟の小木田が語りました。

プロ野球

◆山本由伸(やまもと・よしのぶ)1998年(平10)8月17日生まれ、岡山県出身。宮崎・都城から16年ドラフト4位でオリックス入団。17年8月31日ロッテ戦でプロ初勝利。19年最優秀防御率、20年最多奪三振。21年に行われた東京五輪では、日本代表として金メダルに貢献。21年シーズンは最多勝、最優秀防御率、最優秀勝率、最多奪三振の投手4冠を獲得し、MVPと沢村賞にも選ばれた。今季はWBC世界一に貢献し、前人未踏の3年連続投手4冠を達成。178センチ、80キロ。右投げ右打ち。


◆山崎颯一郎(やまざき・そういちろう)1998年(平10)6月15日生まれ、石川県出身。敦賀気比から16年ドラフト6位でオリックス入団。22年に160キロの速球で中継ぎとして頭角を現す。ファン感謝デーで、上半身裸にエプロン姿で料理対決の審査員を務めた。このとき杉本と近藤から「吹田の主婦と言え」と言われ、これが愛称に定着。今季は自己最多53試合に登板し、1勝1敗9セーブ27ホールド、防御率2・08。190センチ、92キロ。右投げ右打ち。


◆宇田川優希(うだがわ・ゆうき)1998年(平10)11月10日、埼玉県生まれ。八潮南、仙台大を経て、20年育成ドラフト3位でオリックス入団。22年7月28日に支配下選手登録。8月3日西武戦でプロ初登板し、9月8日同戦でプロ初勝利を記録した。今季は自己最多46試合に登板し、2勝0敗2セーブ20ホールド、防御率1・77。184センチ、92キロ。右投げ右打ち。


◆小木田敦也(こぎた・あつや)1998年(平10)10月10日生まれ、秋田県出身。角館を経て、TDK時代には都市対抗3度、日本選手権1度出場。21年ドラフト7位でオリックス入団。今季は主に救援で38試合に登板し4勝7H、防御率2・19と結果を残した。173センチ、83キロ。右投げ右打ち。

「世代」の代表取締役・小木田が見たヨシノブ・ソウイチ・ウダ

「できすぎ」ヨシノブ

「人生何回過ごしたんか、っていうくらい。全てにおいて、見習うべきところがたくさんある。尊敬します」と絶賛した。

仲のいいチーム内では、冗談交じりに後輩が先輩に「タメ口」を使うこともあるが、山本は絶対しないという。

「気遣いがすごい。真面目というか、ちゃんとわきまえている」。一方で、さまざまな先輩に話しかけ、後輩の面倒見もよい。「いろんな場面、いろんなところに合わせられる。コミュニケーション能力もあります」。

山本の要素を1つもらえるなら…。「全部もらいたいですけどね、もらえるなら(笑い)。貪欲なところですかね。真面目かつ、おふざけもあり…こんなん言ったら全部ですよね(笑い)」。

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野球

磯綾乃Ayano Iso

Saitama

1991年(平3)埼玉県春日部市生まれ。早大から14年入社。
整理部を経てアマチュア野球担当、阪神担当からサッカー担当に。
大学時代はインドの国民的スポーツ「カバディ」に夢中になり、全日本カバディ選手権で4強入り(出場6チーム)。