【カブス鈴木誠也】「ありえないところに反応できれば…」米4年目への秘策練習に潜入
米国4年目の戦いへ向けた戦いは、今年も沖縄から始まりました。カブス鈴木誠也外野手(30)が渡米前は1月5日から19日までの15日間、沖縄県で自主トレを行いました。記者は自主トレ最終クールの2日間、鈴木の自主トレに潜入。今年にかける思いとは? 広島時代から進化し続ける理由を探りました。
プロ野球
◆鈴木誠也(すずき・せいや)1994年(平6)8月18日、東京都生まれ。二松学舎大付時代は投手兼内野手で高校通算43本塁打。12年ドラフト2位で広島入団。19、21年に首位打者と最高出塁率。ベストナイン6度、ゴールデングラブ賞5度。21年オフにポスティングシステムで5年総額8000万ドル(約124億円)でカブス入り。23年は日本人右打者として初の20本塁打。24年は3年連続2桁本塁打を記録。180センチ、83キロ。右投げ右打ち。妻は元新体操選手のタレント畠山愛理。
「日本で追い込みたかった」
9時ごろ、鈴木ら自主トレ参加者が球場に到着した。メンバーは前所属広島の堂林翔太、末包昇大、高木翔斗、内田湘大を含めた5人。球場に着くと、控室で雑談しながら練習の準備に取りかかる。鈴木も同様だが、沖縄には専属のトレーナー、セラピスト、管理栄養士が同行していた。練習前、体に気になる箇所があればセラピストからマッサージを受けていた。
屋内練習場に移動して個別でのストレッチは、談笑しながら和やかな空気感だ。鈴木も時折、近くの会話に笑顔を向けることはあっても、動きは止めない。ストレッチだけでなく、やるべきことが明確になっている。ときには壁際で肩周りや肩甲骨の動きを確認し、ときにはトレーニング。練習開始前からやるべきことに集中している姿が印象的だった。
体力や技術力を高める時間とされる自主トレ期間だが、鈴木の捉え方はそれだけに収まらない。「シーズン中は、オフシーズンよりも疲れや体の変化は激しいので、その変化に順応することも大事な準備のひとつだと思っていました。だから、日本で追い込みたかったので、3勤にしたんです。4勤だとどうしても1日の負荷をかけられないし、2日終わって明日で終わると思うか、まだ2日あるな、では練習に取り組む気持ち的にも違うので」。今年8月で31歳となる自分の体のことを理解するための時間でもある。
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1980年福岡県生まれ。九州産業大卒業後、東京で4年間、数社の編集プロダクションで下積み。2007年から14年まで広島県内の出版社に勤務し、同年12月から日刊スポーツ新聞社の契約ライターに。前職を含め、現在までプロ野球の広島東洋カープを担当。取材と原稿は、技術ではなく、熱量で勝負するタイプ。広島取材歴は第5回WBCが行われる2026年で節目の20年となる。
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