【さよならプロ野球】広島中村健人 野球界への未練断ち、東京で不動産業の営業挑戦へ
今年も親しんだチームのユニホームを脱いだ選手たちがいます。引退した人もいれば、海外に新たな道を見つけた人も。オフ恒例の「さよならプロ野球」を12球団ごとにお届けします。
第3回は広島中村健人外野手(28)。
プロ野球
◆中村健人(なかむら・けんと)1997年(平9)5月21日生まれ、愛知県出身。中京大中京で3年夏に甲子園出場。慶大では1年春からリーグ戦に出場し、3年秋にベストナイン。トヨタ自動車を経て、21年ドラフト3位で広島入団。ルーキーイヤーの22年、DeNAとの開幕戦でプロ初出場。同年5月15日ヤクルト戦で初本塁打。183センチ、96キロ。右投げ右打ち。
「ベンチャーであり続ける」企業理念にひかれ
寒さが増す12月上旬、中村健人は引っ越し作業に追われていた。
東京行きの段ボールには、野球用品は入っていない。来年1月から野球界を離れ、不動産業で生きていくことを決めた。
かねて大学時代の友人に誘われていたことも理由のひとつだったが、何より「いつまでもベンチャーであり続ける」という企業理念にひかれた。
「自分の中ではプロだけでなく、高校、大学でも挫折してきた感覚がある。崖の下からはい上がってきたと思っているので、新しい環境でもトライすることを止めずに、成長できるんじゃないかなと思って決めました」
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1980年福岡県生まれ。九州産業大卒業後、東京で4年間、数社の編集プロダクションで下積み。2007年から14年まで広島県内の出版社に勤務し、同年12月から日刊スポーツ新聞社の契約ライターに。前職を含め、現在までプロ野球の広島東洋カープを担当。取材と原稿は、技術ではなく、熱量で勝負するタイプ。広島取材歴は第5回WBCが行われる2026年で節目の20年となる。
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