掛布氏断言「死のロードもう死語」 阪神「8月」驚異と悲劇の歴史/物語のあるデータ

阪神が8月を16勝9敗の好成績で乗り切った。甲子園に戻った直後、29日の巨人戦でマジックナンバー「23」を点灯させ、翌日には同カード7連勝として猛暑の月を締めた。例年、この時期は本拠を高校野球に明け渡し、遠征を余儀なくされる。負け越しが多く、いつしか「死のロード」と呼ばれてきた。それが昨年に続く勝ち越し。近年は京セラドームの使用を組み入れ、遠征も短縮されている。OBからは「死のロードはもう死語です」という声が聞かれる。

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掛布雅之氏「死のロードはもう死語ですね」


阪神には約1カ月ぶりの甲子園だった。首位を争う巨人相手に28、29日と連勝して優勝マジック「23」を点灯させた。残り27試合で23勝すれば、巨人が仮に全勝しても届かない数字だ。

阪神対巨人 勝利を喜ぶ阪神ファンたち(撮影・前田充)

阪神対巨人 勝利を喜ぶ阪神ファンたち(撮影・前田充)

試合後、坂本誠志郞主将がお立ち台で声をあげた。この月7本塁打するなど、攻守で引っ張ってきた男。「1個ずつしか減らせないし、目の前の一つ一つを勝っていくしかない。また明日の試合に勝つために今から準備したい」。連覇に向け一直線の気持ちを口にした。

阪神対巨人 お立ち台でガッツポーズする、左から大竹耕太郎、坂本誠志郎、元山飛優(撮影・前田充)=2026年8月29日

阪神対巨人 お立ち台でガッツポーズする、左から大竹耕太郎、坂本誠志郎、元山飛優(撮影・前田充)=2026年8月29日

後半戦のスタート時(7月31日)は巨人と同率1位で並んでいた。8月に遠征を控えることから、苦戦を予想する声もあった。そんな中、前半最終戦に甲子園を訪れた掛布雅之氏がこう断言した。

「死のロードはもう死語ですね。大阪(京セラドーム)で戦えるし、暑い中で屋根があって、むしろ涼しい。僕らの時代は九州(平和台)とか京都(西京極)でもやりましたから」。長期遠征は今やハンディではないとみた。

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徳島・吉野川市出身。1974年入社。
プロ野球、アマチュア野球と幅広く取材を続けてきた。シーズンオフには、だじゃれを駆使しながら意外なデータやエピソードを紹介する連載「ヨネちゃんのおシャレ野球学」を執筆。
春夏甲子園ではコラム「ヨネタニーズ・ファイル」を担当した。