R―1グランプリ出場制限解除…今井らいぱち「最低でも決勝」目指すはピン芸人の頂

「最低でも決勝進出です!」。今春のR―1グランプリでの目標だ。宣言したのは、ピン芸人の今井らいぱち(36)。「芸歴10年以下」という出場制限が解かれて、注目を集める2024年のR―1。らいぱちは21年(準決勝進出)を最後に、出場資格を失っていたが、ルールが変わって今回は堂々のエントリー。群雄割拠のR―1でピン芸人の頂点を目指します。

お笑い

◆今井(いまい)らいぱち1987年(昭62)4月6日、滋賀県大津市出身。NSC(吉本総合芸能学院)33期生。10年4月、同期の高見雄登(現在、スーズとして活動中)とコンビ「ヒガシ逢ウサカ」結成。14年キングオブコント準決勝進出、15、17、18、19年M―1グランプリ準々決勝進出。20年10月にコンビ解散。以後、ピン芸人として活動する。趣味はバイク、ギター、お酒、野球、料理。身長172センチ。

ヒガシ逢ウサカ解散3年余

「R―1グランプリ2024」は1回戦を終えたところで、これから激烈な生き残りバトルが展開される。

今回の特徴は「芸歴10年以下」という出場資格が撤廃され、ベテラン芸人も目をギラつかせてタイトルを狙っていること。過去6度の決勝進出経験を持つヒューマン中村(40)も21年以来の参加を決意。芸歴13年となるらいぱちも「チャンスだ!」と闘志をメラメラ燃やしている。

らいぱち芸歴10年以内というルールが変わったことは、僕にはポジティブ要素でしかありません。21年には準決勝まで行ったので、今年は最低でも決勝に進むつもりです。ルール変更でR―1は、お笑いファンの注目度も高くなっているので、本気でぶつかりますよ!

漫才コンビ「ヒガシ逢ウサカ」(10年4月結成、20年10月解散)で活動していた頃も、個人でR―1に参加していた。コンビ解散後の21年には準決勝まで進出したが、「10年以内」のルールができて、22年、23年は参加していない。

らいぱち本音を言えば、コンビで活動していた時代は「記念受験」みたいな思いがどこかにありました。今は、もちろん本気ですよ。ピン芸人として結果を残したいという思いにあふれていますから。R―1には夢があるんですよ!

体育教師諦め芸人世界へ

気合が入る要素は、他にもある。

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エンタメ

三宅敏Satoshi Miyake

Osaka

大阪市生まれ。1981年に日刊スポーツ入社。
主に芸能ニュース、社会ニュースの記者・デスクを務める。
2011年に早期退職制度で退社。その後は遊んで暮らしていたが、2022年から記者として復帰。吉本のお笑い芸人などを取材している。
好きなものは猫、サッカー、麻雀、ゴルフ。身長171センチ。