〝吉本の小泉進次郎〟が本家と出世競争? 吉本新喜劇期待のツッコミ回し役 信濃岳夫

強烈な個性の持ち主が集まる吉本新喜劇にあって、信濃岳夫(43)は異色の存在です。鼻筋の通ったクールな顔立ちと、どことなく品のある雰囲気。それもそのはず、祖父は医師で、大阪大学の総長も務めた人物でした。本人は「医者になろうなんて考えたこともなかった」とお笑いの道へ。近い将来には座長就任の期待もかかりますが「とてもじゃないけど、座長になりたいなんて僕には言えません」と控えめに話す男の素顔に迫りました。

お笑い

◆信濃岳夫(しなの・たけお)1981年(昭56)6月21日、兵庫県宝塚市出身。NSC(吉本総合芸能学院)大阪校25期。2006年、第2個目金の卵オーディションで新喜劇入り。

趣味はビリヤード、旅行、けん玉。特技は野球、テニス、竹馬。身長175センチ。

4月6日、大阪・なんばグランド花月(NGK)で「信濃岳夫のど真ん中新喜劇」が上演される。

4・6NGK 「信濃岳夫のど真ん中新喜劇」
入団19年 駆け出し時代の川畑泰史ゲキ今も

4月6日、大阪・なんばグランド花月(NGK)で「信濃岳夫のど真ん中新喜劇」が上演される。共演はおなじみ、吉本新喜劇の面々。

信濃僕はツッコミ、まわし役ですから、周囲の人たちをいじって、また時にはいじられる側になって、楽しい舞台をお見せします。

新喜劇入りして19年。これまで信濃は何度も座長公演、リーダー公演を経験してきた。

信濃座長を務めるたび、当たり前のように座長の仕事をしている人たちの大変さ、すごさを痛感しています。ふつうは与えられた役をしっかり務めればいいんでしょうけど、座長はセリフのひとつひとつ、芝居にある意味の深さをとことん追求するんです。若い頃、そのあたりのことが分かっていない僕は、川畑泰史さんら当時の座長から何度もしかられたものです。

川畑から教えられたことのひとつに「幕開きの場面に出ている役者は何となく笑いを取るのではなく、芝居が終わった後に『あのオープニングがおもしろかった』と振り返ってもらえるよう、最善を尽くせ。妥協するな」というものがあった。

「座長になりたいなんて言えません」と心情を明かす吉本新喜劇の信濃岳夫(撮影・三宅敏)

「座長になりたいなんて言えません」と心情を明かす吉本新喜劇の信濃岳夫(撮影・三宅敏)

芝居全体に目光らせる「座長」責任の重み
笑いの影に隠れて、とんでもない量の汗が

芝居全体に目を届けなければならない座長の責任はファンが想像するよりも重い。しかも、座長は目の前にある芝居だけでなく、次に上演される作品、さらに次の次の公演をも考えている。現在、座長はすっちー、酒井藍、アキ、吉田裕でローテーションを組み、そこに間寛平GM(ゼネラルマネジャー)が入るが、笑いの影に隠れて、とんでもない量の汗をかいているのだ。

信濃僕は子どもの頃、ほとんど新喜劇を見てなかったんですよ。関西の小学生や中学生は土曜になると、午後はテレビで新喜劇を見るのが定番とされてますが、僕はバラエティー番組そのものを見ることがありませんでした。

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エンタメ

三宅敏Satoshi Miyake

Osaka

大阪市生まれ。1981年に日刊スポーツ入社。
主に芸能ニュース、社会ニュースの記者・デスクを務める。
2011年に早期退職制度で退社。その後は遊んで暮らしていたが、2022年から記者として復帰。吉本のお笑い芸人などを取材している。
好きなものは猫、サッカー、麻雀、ゴルフ。身長171センチ。