昨年M-1初準決勝、今年初単独完売 快進撃「例えば炎」NSC卒業できずの異色過去

漫才コンビ「例えば炎」の快進撃が止まらない。昨年のM-1グランプリで初の準決勝進出。3月16日開催の初の単独ライブ(大阪よしもと漫才劇場)は早々にチケット完売した。タキノルイ(29)と田上(たのうえ、29)は中学時代の同級生。NSC(吉本総合芸能学院)ではそろって「卒業できなかった」過去を持つが、へこたれることなく再入学して、ようやくデビュー。遠回りした分、ここからの巻き返しを誓った。

お笑い

◆例えば炎(たとえばほのお)いずれもNSC43期のタキノルイ、田上によって2020年(令2)4月にコンビ結成。

タキノルイ1995年(平7)10月8日、兵庫県宝塚市出身。趣味はカラオケ。高校・大学はゴルフ部で、ベストスコア69の腕前。身長175センチ。

田上(たのうえ)95年5月3日、兵庫県伊丹市出身。趣味は映画鑑賞。福岡ソフトバンクホークスのファン。身長180センチ。

3月16日の「例えば炎初単独」(よしもと漫才劇場)は配信あり。

タキノ「初単独は満席で」念願成就で歓喜
田上は「頻尿」ゆえ消極的も「客盛り上げ」

初の単独ライブがいきなりチケット完売した。これは言葉でいうほど簡単ではない。複数の芸人が漫才やコントを披露する寄席やユニットライブとは異なり、単独ライブはすべて責任を負わなければならない。集客力がなければ、空席だらけの劇場に立つことになる。

タキノ初の単独ライブですから、なんとしても満席の劇場でやりたかったんです。その願いがかないそうでうれしい限りです。漫才とコント、どちらもやる予定です。

田上僕は頻尿なので、単独ライブには消極的でした(笑い)。以前、南海キャンディーズの山里さんのライブで4時間休憩なしというのがあったんですが、前の夜から「トイレ、大丈夫だろうか」と不安で眠れなかったことがありました。今回の単独ライブの企画や会社との折衝は、すべてタキノに任せました。初の単独をやるとマネジャーから聞いたのは昨年の大みそかでした。

田上が知らない間に、タキノがマネジャーや会社側と話を詰め、着々と事が運んでいた。このあたりは、対照的な2人のキャラクターが表れていておもしろい。

中学時代の同級生コンビ「例えば炎」。タキノルイ(左)と田上(撮影・三宅敏)

中学時代の同級生コンビ「例えば炎」。タキノルイ(左)と田上(撮影・三宅敏)

「M-1グランプリ」スペシャルツアー参戦

昨年のM-1グランプリで初めて準決勝進出。その成長ぶりは所属の吉本興業も認めており、全国を巡演する「M-1グランプリ2024スペシャルツアー」にも参加する。M-1という大舞台で活躍した先輩たちとともに。

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エンタメ

三宅敏Satoshi Miyake

Osaka

大阪市生まれ。1981年に日刊スポーツ入社。
主に芸能ニュース、社会ニュースの記者・デスクを務める。
2011年に早期退職制度で退社。その後は遊んで暮らしていたが、2022年から記者として復帰。吉本のお笑い芸人などを取材している。
好きなものは猫、サッカー、麻雀、ゴルフ。身長171センチ。