EMPTY? 空っぽじゃない〝無〟から生まれるネタの宝庫「バッファロー吾郎」竹若

EMPTYとは「空っぽの」という意味の英語。そこから名前が付いた「THE EMPTY STAGE」が東京で生まれて10年。バッファロー吾郎の竹若元博(55)は、同イベントが立ち上がった当初から関わってきた。「台本はなく、客席からあがったお題をもとに即興でコントを演じます。これが楽しいんですよ」とコント職人らしく笑う。

お笑い

バッファロー吾郎Aと89年結成!
08年KOC初代王者 コント職人

◆竹若元博(たけわか・もとひろ)1970年(昭45)8月12日生まれ、京都府出身。NSC(吉本総合芸能学院)大阪8期。89年10月、バッファロー吾郎A(54)とともにバッファロー吾郎を結成。99年から大喜利ライブ「ダイナマイト関西」をプロデュース。2008年、キングオブコント初代王者に。

趣味はフィギュア収集、ゲーム、プロレス鑑賞、バス釣り、マンガ、ミステリー小説。身長160センチ。

「THE EMPTY STAGE GRAND 10th Anniversary」が10月10日から19日まで、グレースバリ銀座店グレースバリグランデ(東京都中央区)で上演される。

THE EMPTY STAGE10周年で即興コントを披露するバッファロー吾郎の竹若元博(すべて撮影・三宅敏)

THE EMPTY STAGE10周年で即興コントを披露するバッファロー吾郎の竹若元博(すべて撮影・三宅敏)

10周年「THE EMPTY STAGE」10月銀座で
台本なし、道具なし 竹若ライフワーク

台本なし。道具なし。そこにあるのは芸人の腕とパフォーマンスのみ―。

これはお笑いイベント「THE EMPTY STAGE」に付けられたキャッチフレーズだ。出演者は客席から出された「お題」をもとに1人でトークショーを行ったり、7人のチームで即興コントを展開する。文字通り台本もなく、道具もない。その場で自分たちで考え、演じていくのみ。究極の即興コメディーショーである。

竹若始まったのは2014年6月でした。米シカゴでセカンドシティーというコメディー集団がやっていた即興ショーを日本でもやってみないか、という提案が吉本の中であがって。何が何やら分からないまま芸人が集められてオーディションが行われたんです。最初は東京・渋谷のライブバーでやりました。僕は会社の人から「とにかく、まずはショーを見てくれ」と言われて、客席から観劇してました。

第1回公演に出演した芸人は水玉れっぷう隊、2丁拳銃、横沢夏子ら。最初は手探り状態。シカゴから現地の講師を招いて、米国流のコメディーを学んだ。教える側と学ぶ側の間には、もちろん通訳が入っていた。

シカゴから講師招き、米コメディー学ぶ
ムチャなアイデアも受け入れ、磨き上げ

翌年3月には第2回公演が行われ、竹若も演者の1人として参加した。

竹若まだ日米のお笑いに対する感覚に差がありましたね。向こうでは、黒人の俳優が「早く家に帰らないと命が危ない」とか、アラブ系の人が飛行機の中で「テロリストか?」と疑われるような怪しいしぐさを見せたり。日本独自のスタイルがまだ確立できていなかったんです。

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エンタメ

三宅敏Satoshi Miyake

Osaka

大阪市生まれ。1981年に日刊スポーツ入社。
主に芸能ニュース、社会ニュースの記者・デスクを務める。
2011年に早期退職制度で退社。その後は遊んで暮らしていたが、2022年から記者として復帰。吉本のお笑い芸人などを取材している。
好きなものは猫、サッカー、麻雀、ゴルフ。身長171センチ。