【トータルテンボス】小5で出会って約40年 変わらぬ関係性が武器 今なお仲良くゴルフ

出会ったのは小学校5年生。同級生が大人になって漫才コンビを組み、今年でともに50歳。トータルテンボスの魅力は、小5だった藤田憲右(49)と大村朋宏(50)が、そのままおじさんになったようなキャラクターと関係性にある。全国漫才ツアー2025「半世紀」では地元静岡で始まり、札幌、大阪、東京など16公演を行う。

お笑い



大村は4月、藤田は12月に節目の50歳
いまや〝50歳にして惑わず〟の時代?


◆トータルテンボスコンビ結成は1997年(平9)4月。藤田、大村ともにNSC(吉本総合芸能学院)東京3期。M―1グランプリ決勝に3度進出(04、06、07年)。

藤田憲右(ふじた・けんすけ)1975年(昭50)12月30日生まれ、静岡県出身。趣味は高校野球情報収集、ゴルフ、バイク。身長180センチ。

大村朋宏(おおむら・ともひろ)1975年4月3日生まれ、静岡県出身。趣味はスノーボード、マージャン、ゴルフ、いたずら。身長178センチ。


ともに今年で50歳。全国ツアー「半世紀」を行うトータルテンボスの藤田憲右(左)と大村朋宏(撮影・三宅敏)

ともに今年で50歳。全国ツアー「半世紀」を行うトータルテンボスの藤田憲右(左)と大村朋宏(撮影・三宅敏)

10・4静岡からツアー「半世紀」スタート


大村は4月に50歳の誕生日を迎え、12月には藤田も節目の日がやってくる。若い頃にはM―1グランプリの決勝を3度も戦ったコンビも、いまや堂々のベテラン戦士だ。

大村「もう50歳」「まだ50歳」どちらもありますね。人間として、あるいは仕事のうえではアップデートしていく必要はあるんですが、ノリや考え方を冷静に見てみると「こんな50歳でいいのかな?」とも思います。子どもの頃は、50歳のおじさんといえば理性の塊みたいなイメージを持っていたんですが(笑い)。

藤田昭和の時代に比べたら、寿命も伸びていますし、今の50歳は昔の40歳にあたるんじゃないでしょうか。今のハタチを見ているとガキにしか見えませんし。かつて「不惑」といわれたのは40歳ですが、いまは「50歳にして惑わず」という感覚がしっくり来るように思います。

10月4日の静岡(沼津ラクーンよしもと劇場)から始まる全国ツアーのタイトルは「半世紀」。漫才師としてはこれからますます磨きがかかる世代だが、吉本には70歳を過ぎて現役ばりばり、劇場に立って客席の爆笑をとっている師匠も少なくない。まだまだ、上には上がいる。


大村「これから先も、ずっと長く漫才を」
藤田「70代でも若い感性」理想は桂文珍


大村これから先も、ずっと長く漫才を続けたいんです。毎年の全国ツアーは、そのバロメーターでもあるんですよ。お客さんに来てもらえなくなったら、漫才をやることもできないですし。ツアーは楽しくやれるのが一番ですが、一方で1年1年が真剣勝負でもあります。

藤田いつまでもダラダラと芸人という仕事にしがみつく気はありません。理想は桂文珍師匠です。70代の今も、若い感性を持っておられて、舞台に出れば劇場は笑いに包まれます。カッコいいですよね。僕らも、若い人から「老害」なんて呼ばれないよう、しっかりしなきゃ。

2004年、06年、07年。M―1グランプリ決勝は、3度も経験した。07年には準優勝した(優勝は、敗者復活から勝ち上がったサンドウィッチマン)。トータルテンボスの目には、令和のM―1はどう映っているのか?


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エンタメ

三宅敏Satoshi Miyake

Osaka

大阪市生まれ。1981年に日刊スポーツ入社。
主に芸能ニュース、社会ニュースの記者・デスクを務める。
2011年に早期退職制度で退社。その後は遊んで暮らしていたが、2022年から記者として復帰。吉本のお笑い芸人などを取材している。
好きなものは猫、サッカー、麻雀、ゴルフ。身長171センチ。