文枝、きよし…大御所に学び、兄弟子ぼんちに畏敬「70歳大平サブロー」が目指す道

大平サブロー(69)といえば、かつては漫才コンビ「太平サブロー・シロー」で一世を風靡(ふうび)。その後はピン芸人として、テレビに舞台に大活躍した。芸歴50周年記念ライブツアーがスタートし、今では歌でも客席を沸かせている。幅広い層から人気を集める男が、70歳からの人生を熱く語った。

お笑い



「70歳からは可愛げが必要」と語る大平サブロー(撮影・三宅敏)

「70歳からは可愛げが必要」と語る大平サブロー(撮影・三宅敏)

「太平サブロー・シロー」大人気
80年代漫才ブームで一気ブレーク


◆大平サブロー(たいへい・さぶろう)1956年(昭31)2月24日生まれ、大阪市出身。76年、漫才コンビ「太平サブロー・シロー」として松竹芸能からデビュー。その後吉本興業に移り、80年から始まった漫才ブームで大ブレーク。吉本からの独立、復帰を経てピン芸人として活動。MBSラジオ「竹内弘一のありったけ!」火曜に出演中。

今年芸歴50周年を迎え、10月にニューアルバム「オレの人生こんなもの」をリリース。記念ライブツアーは岡山、和歌山、松阪、出雲、奈良で開催予定(大阪公演は終了)

趣味はマラソン、ゴルフ、ギター、ボクシング観戦。身長170センチ。



芸歴50周年記念ライブツアー まっただ中
11・9大阪公演「やすし」「人生幸朗」…


芸歴50周年記念ライブツアーが始まった。第1弾は11月9日の大阪・YESシアター。ゲストには、ザ・ぼんち、ティーアップ、タンク(シンクタンク)が駆けつけた。

サブロー最初に横山やすしさんが登場して「サブローが来てない? どうなってるねん?」と幕が開くんです。もちろん、僕のモノマネですよ。次に人生幸朗さんが出てきて、最近の歌謡曲について「責任者、出てこい!」とボヤきます。ぼんちさんとはタイヘイ一門のトークを展開したのですが、そこでは浜村淳さんがMCを担当。やすしさん、人生師匠、浜村さんは僕にとってモノマネの3大巨頭なんです。お客さんも僕の世代に近い方が多くて、それぞれのモノマネを楽しんでいただけました。

笑いに包まれた前半とは一転、後半は歌手サブローとして50周年記念アルバム「オレの人生こんなもの」から厳選された曲をじっくりと聴かせた。

サブローライブでは歌もお笑いも大事ですが、やはり僕は芸人なので6割はお笑いにウエートを置いたつもりです。やすしさん、人生師匠、浜村さんのモノマネは、いわば歌謡曲でいう懐メロ。モノマネ芸でも古典と呼べるものですね。お年を召された方の集会などでは片岡千恵蔵さん、鳳啓助さん、芦屋雁之助さんのモノマネもバカ受けしています。それだけ一時代を築き、誰からも愛されたスターなんですね。



タイヘイ一門兄弟子「ザ・ぼんち」
SECOND挑戦に「大拍手です」


ザ・ぼんちは、タイヘイ一門の兄弟子。1980年前後の漫才ブーム、ともに時代を駆け抜けた戦友でもある。その兄弟子をあらためてリスペクトするきっかけになったのが、ことし5月開催の「THE SECOND」だった。結成16年以上になる漫才師によるトーナメントで、ザ・ぼんちは予選を勝ち抜いてグランプリファイナル(ベスト8による決勝大会)に進出した。


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エンタメ

三宅敏Satoshi Miyake

Osaka

大阪市生まれ。1981年に日刊スポーツ入社。
主に芸能ニュース、社会ニュースの記者・デスクを務める。
2011年に早期退職制度で退社。その後は遊んで暮らしていたが、2022年から記者として復帰。吉本のお笑い芸人などを取材している。
好きなものは猫、サッカー、麻雀、ゴルフ。身長171センチ。