かなだいのズエワコーチに聞いた 「一目瞭然」という村元哉中・高橋大輔の秀でた才能

フィギュアスケート・グランプリ(GP)シリーズ開催翌週の木曜日に大会のコラムや現地発の話題をお届けしている「IceStory(アイストーリー)」。NHK杯編では金曜日にも特別配信します。

アイスダンスの村元哉中、高橋大輔組(関大KFSC)を指導するマリナ・ズエワコーチ(66)のインタビューです。第1戦スケートアメリカ(米国)、連戦で国際スケート連盟(ISU)公認大会で初優勝を飾ったデニステンメモリアルチャレンジ(カザフスタン)をへて、迎えた母国での今季3戦目。フリーダンス「オペラ座の怪人」選曲の理由、現在の評価などについて聞きました。

フィギュア

〈GPシリーズ第5戦NHK杯より〉(今週は特別版!IceStory木金の週2本配信です!!)

17日の公式練習にて。ズエワコーチと話すかなだい

17日の公式練習にて。ズエワコーチと話すかなだい

【NHK杯アイスダンス成績】


順位選手SPフリー合計
1ボードリー、ソーレンセン85.66124.75210.41
2チョック、ベイツ85.00124.13209.13
3グリーン、パーソンズ77.00114.10209.13
4リード、アンブルレビチウス75.23114.75191.10
5ロパレワ、ブリソー72.84111.79184.63
6村元、高橋75.10103.68178.78
7王、柳70.32103.79174.11
8折原、ピリネン66.47101.98168.45
9小松原、小松原66.6597.65164.30
10ウルフコスティン、チェン64.9483.07148.01

ジャッジに観客にリスペクトされている

――今季のここまでを振り返って

ズエワ氏 私は彼らの表現するものを信じています。とてもとても、ハッピーですよ。ジャッジが実際にどんな好印象を持っているか、もちろん観客の方がどれだけ彼らをリスペクトをしているかも分かっています。それはとても大きな事です。米国でもスタンディングオベーションを受けて、カザフスタンでも同じでしたね。演技が本当に見ている人の心に届いている証しでしょう。ジャッジからみれば、まだまだ課題点はあります。ですが、アイスダンスは(向上に)時間がかかる競技なんです。私は彼らの演技がうれしい、とても誇りに思っていますよ。一緒に組み始めたのは遅かったにもかからわらず、とても良い仕事をしてきています。

――これから取り組むべき課題は何だと思われますか?

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スポーツ

阿部健吾Kengo Abe

2008年入社後にスポーツ部(野球以外を担当します)に配属されて15年目。異動ゼロは社内でも珍種です。
どっこい、多様な競技を取材してきた強みを生かし、選手のすごみを横断的に、“特種”な記事を書きたいと奮闘してます。
ツイッターは@KengoAbe_nikkan。二児の父です。