【鍵山優真の言葉】「そこまでは絶望していない…僕はまだまだ伸ばせる」/世界選手権

【モントリオール=阿部健吾】世界選手権で自身3度目の銀メダルとなった鍵山優真(20=オリエンタルバイオ/中京大)が、フリーから一夜明けた24日(日本時間25日)、現地で取材に応じました。

世界歴代2位の得点で優勝したイリア・マリニン(米国)との差を感じながらも、「そこまでは絶望していない」と前を向く姿がありました。目指すのは見る者を引き込む演技。現地限定の「鍵山優真の言葉」をお届けします。

フィギュア

<世界選手権>◇24日(日本時間25日)◇最終日◇カナダ・モントリオール

一夜明け取材に応じる鍵山(撮影・阿部健吾)

一夜明け取材に応じる鍵山(撮影・阿部健吾)

――銀メダルを手にした感想はいかがですか

鍵山 自分のパフォーマンスについてはショートもフリーも、とにかく全力でやりきれたと思います。気持ちとしては、最後の演技だからとかではなく、いつもの試合にように良いパフォーマンスがしたい気持ちでやれたのでそこは良かったです。結果についてはよく頑張ったなと思っていて。昨季のことがあるので、よくここまで戻して、その結果が2位だったので。3回目の銀メダルですけど、毎年違う感触というか、手応えの銀メダルです。今回はうれしい気持ちもありますが、当然悔しい気持ちもあるので、そこは次につなげたいと思います。

――1年前はここまで戻ってくることができると想像できていましたか

鍵山 去年の3月の時点でやっとジャンプを始めたくらいだったので、1年間で(4回転)フリップまで跳べるとは思っていなかったです。今シーズンの目標は世界選手権に出場できたらいいなと当初は考えていたので、まさか世界選手権でメダルを目指したいと思えるほど、体の状態がよくなったことについて、自分自身で驚いています。

――フリーが終わった後に父正和コーチやコストナー・コーチなどと一緒に振り返りなどはされましたか

鍵山 あまり覚えていないなぁ(苦笑)。父もカロリーナ先生も満足してくださって。僕も満足していますし、チームの皆さんも満足していて、それは本当に良かったなと思います。

――フリーでは直前の滑走が宇野選手でした。その滑りを見ていらっしゃったら、どのように感じたのかを教えていただきたいです

鍵山 僕は基本的にほかの選手の演技や同じグループの前の演技は見ないようにしています。緊張しちゃうので。でも今までシニアに上がってきてから、いろいろな経験やプレッシャーを乗り越えた体験があったので、誰かの次だから不安になるということはあまりなくて。自分自身との闘いなので。宇野選手もミスはあったかもしれないですが、お客さんを引き込む素晴らしい演技をしたと思います。歓声からそう感じ取りました。僕も引き込めるような演技をしたいと思います。

――宇野選手を超えたいという話もされていました。今回の世界選手権を終えて、ご自身の中で何か変化はありますか

本文残り66% (1954文字/2939文字)

スポーツ

阿部健吾Kengo Abe

2008年入社後にスポーツ部(野球以外を担当します)に配属されて15年目。異動ゼロは社内でも珍種です。
どっこい、多様な競技を取材してきた強みを生かし、選手のすごみを横断的に、“特種”な記事を書きたいと奮闘してます。
ツイッターは@KengoAbe_nikkan。二児の父です。