【三宅星南の言葉】氷爆の高橋大輔選手を見て、こういう風に取り組めば、と/八戸国体

三宅星南が23年を迎え、「心機一転」を強調しました。岡山代表として出場した国民体育大会は、合計171・58点の13位。グランプリ(GP)シリーズも戦った(スケートアメリカ8位、フランス杯はフリー棄権)シーズン前半を振り返りながら、年が変わって目指す事を語ってくれました。アイスショー「アイス・エクスプロージョン」での高橋大輔らとの共演、同級生の島田高志郎の活躍も、20歳の心を高ぶらせています。

フィギュア

〈八戸国体 成年男子シングル:13位 都道府県対抗:8位〉

国体成年男子シングル上位成績


順位選手SPフリー合計
1佐藤駿77.92175.20253.12
2山本草太82.12152.08234.20
3壷井達也70.43157.70228.13
4友野一希82.50137.89220.39
5森口澄士79.39136.76216.15
6吉岡希67.72147.17214.89
7大島光翔64.24142.50206.74
8本田ルーカス剛史71.31133.89204.99
13三宅星南66.68104.90171.58

■三宅星南 国体フォトコレクション■

成年男子SPで演技する三宅

成年男子SPで演技する三宅

「最後のステップも楽しく滑れたんで、すごい良かった」/SPを終えて

――演技を振り返って

三宅 鼻血も出して(照れ笑い)、ほんとに今年最初の大会で、しっかりがんばろうと思ってたんで、心機一転がんばろうと思っていたところで最初こういう形で自分らしいなとは思うんですけど、明日また頑張ってリベンジできるようにしたいです。

――ジャンプの出来はいかがですか

三宅 ちょっと靴を変えて、全日本(選手権)が終わってから柔らかい靴に種類を変えて。だいぶ感触は練習はよかったですけど、まだつかみきっていないところがあるのかなと。今日の試合、こういう本番一発となるとまだつかみきれてないのかなというところがある。そこは少しずつ合わせていくところなんですけど、全日本が終わって靴を変えて種類も変えてみていい感触で、やっと靴問題が解決しそうな感じが見えてきたんで、すごいプラスなのでよかったです。

成年男子SPで演技する三宅

成年男子SPで演技する三宅

――心機一転というのは前半をどう考えて、これからどう考えていますか

三宅 もう去年はちょっと自分的にも、なんだろう、あんまり今までのシーズンの中でも一番状態的には悪かったのかなと。いろんなハプニングとかいろいろあって大変だったんですけど、そこでいろいろ、その中でも最後まで去年は戦えたかなとは。自分なりには弱気にならずに最後までできたところは去年良かったことなので。今年はそういうことがないように経験して、いろいろ対策もたてて、万全のシーズンにできるように心機一転というか。シーズンは終わってないんですけど、自分的には新しいシーズンじゃないですけど、新しい年、今年1年がんばろうという感じです。

――ショートの出来があまりよくなかった後の取材ですが、とてもは勢いがあると感じます

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スポーツ

阿部健吾Kengo Abe

2008年入社後にスポーツ部(野球以外を担当します)に配属されて15年目。異動ゼロは社内でも珍種です。
どっこい、多様な競技を取材してきた強みを生かし、選手のすごみを横断的に、“特種”な記事を書きたいと奮闘してます。
ツイッターは@KengoAbe_nikkan。二児の父です。